見る角度で表情が変わる木の椅子です。
夏、真っ只中。毎日、蒸し暑い日が続きますね。
今日は、「見る角度によって表情を変える新しい発想の合板(※)」で作られた素敵なスツールを紹介したいと思います。
(※一定の厚さにした単板を3枚以上重ねて一枚の板したものです。)
その新しい合板の名は、「PAPER-WOOD(ペーパーウッド)」 といいます。
色のついた厚紙と単板を積層させた、これまでにない美しく新しい合板です。
切った断面は、傾斜やカーブ、穴空けを施すとより特徴的な表情が生まれます。
それでは、ご覧下さい。
木口の積層の模様が美しく、商品デザインのアクセントととして、とても良く映えています。
少し角度を変えると、別の木口の模様が表れます。
椅子として使用するのはもちろん、お部屋の片隅にあるだけでも、素敵なオブジェとしてもお使いになれますね。
スツール以外にも、こちらのかわいいペン立てや、
シンプルなカードケースなどもあります。
こちらのブランドの「フルスイング」は、佐藤 界さん と 大野 雄二さん による、家具の製作を中心としたチーム。
木工家具を中心に住宅、オフィスなどの什器等をデザインから製作までを一貫とし、 デザイナーと家具職人による新しいものづくりを目指しているブランドです。
また、合板研究所として新しい合板の開発やプロダクトのデザインと製作を行っており、2010年には素材としてのデザインが認められ、グッドデザイン賞を受賞しました。
私は以前、家具業界で勤めており、商品デザインや表面にある木目などで、表情を変える家具とはたくさん出会ってきましたが、木口のデザインをアクセントとする斬新なデザインとの出会いは記憶にないため、この商品との出会いは衝撃を受けました。
是非、おすすめをしたい逸品です。