バイヤー・ホーリーのええ物語り

バイヤーの仕事を通して、たくさんの素晴らしいものとの出会いがあります。その商品の持つデザインの由来や素材への拘り、生産地の背景にあるストーリーを独自の視点で伝えていきます。

印象を裏返した石のプロダクトです


 皆さん、石といえば、

どんなことを連想しますか?

ゴツゴツしている、硬い、冷たい、重い、燃えないなどのイメージを、僕は連想します。

一言でまとめると、

どこか冷たく、温度感のない印象を持っていました。


その印象をいい意味で裏返された、石で出来た商品を、今日はご紹介したいと思います。


まずは、グリーンに寄り添う小鳥の置物。

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OISEAU - AJIPROJECT(アジプロジェクト) | 暮らしに寄り添う庵治石プロダクト


次に、光溢れるリビングにあるプランターポット。

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DORIS 1 - AJIPROJECT(アジプロジェクト) | 暮らしに寄り添う庵治石プロダクト


そして、最後は窓辺にあるサボテンに似た花器です。

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SABO 1 - AJIPROJECT(アジプロジェクト) | 暮らしに寄り添う庵治石プロダクト


感じて頂けたでしょうか。

どこからともなく、温かみが伝わってきます。 

これらの商品は、庵治石と呼ばれる花崗岩で、その中でも石目が美しいと定評のある日本三大花崗岩の一種です。

デザインに曲線を持たせることで、実際に触った時の心地よい温度を彷彿させ、温かい印象を上手に表現しています。

自然に生まれた丸みの柔らかさや、ゴツゴツとした岩肌の固さ、ひんやりとした心地よい温度を人は特別意識することもなく手で触れて感じています。人の近くに静かに佇む石のプロダクト」をコンセプトにし、確かに表現しているAJI PROJECT。

素晴らしいです。