バイヤー・ホーリーのええ物語り

バイヤーの仕事を通して、たくさんの素晴らしいものとの出会いがあります。その商品の持つデザインの由来や素材への拘り、生産地の背景にあるストーリーを独自の視点で伝えていきます。

三拍子揃った古き新商品

今日は遅い時間の投稿です。

近年、地域活性のワードを耳にする機会が増えてきました。

そういった地域に根付いている、古くから伝わる歴史のある技法も、様々な付加価値とともに変化をさせ、新たな形にすることが、必要な時代になってきていると感じています。

そうしたニーズを取り入れ、伝統技術を新たな形にすることで、生み出された商品をご紹介します。

 

 

まずはこちらから、

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http://soil-isurugi.jp/product/detail/bathmat.html

 

こちらは、バスマットです。

 

続きまして、

 

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http://soil-isurugi.jp/product/detail/amenitytray.html

こちらは、アメニティトレイ。

 

そして最後に、

 

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http://soil-isurugi.jp/product/detail/aromapot.html

アロマポットです。

 

インテリアとしても、シンプルでどこか温かさを感じるsoil」。

これらの商品は全て、「珪藻土」と呼ばれる素材を、「佐官」の技法を用いて作られています。

「佐官」とは、鏝(こて)を使用し、土やセメントなどで壁や床を塗り仕上げる技術のことです。その由来は古く、大化元年(645年)に御所外郭に土塀をつくった許勢波多哀(こぜはたお)が天皇から賜った称号ともいわれています。

そして、「珪藻土」は、海や湖などの植物性プランクトン類が堆積物となった地層から採取されます。吸水性や保湿性に優れ、消臭性や調湿性にも富んでいるようです。

そのため、すぐに水分を吸収することで、表面がサラッと乾き、清潔感を保てるので、水回り商品に相性のよい素材のようです。

 

デザイン面、機能面、そして、ストーリー面の3つに付加価値をもたせた素晴らしい商品ですね!

今日も、新たな出会いに感謝です。