航空部品の製造技術を駆使したアタッシュケースです。
航空機の部品を下請けで作ってきた機精密板金職人、菅野敬一氏が自分の欲しいものを作るために立ち上げたブランド、「エアロコンセプト」。
菅野氏が自身のための図面入れを作ったのが、エアロコンセプトの始まりであるそうです。
エアロコンセプトの出発点といえるアタッシュケースのスリムポーターは、「より軽く、より強く、よりシンプルに」をコンセプトに開発された製品。軽量性と耐久性が求められる航空機パーツと同じ素材と工法が用いられているそう。
また、閉じる時のカシャッという音は菅野氏が愛するライカカメラのシャッター音を模したもの。この音を作り出すために半年かけたそうです。
拘りに拘り抜いた熱い想いと、格好良さを追求した斬新なデザイン、そして背景にある高い技術が融合した一度は使ってみたい逸品です。
アニマルエアプランツ
夏の必需品3点セット
本日より7月が始まりました。
この季節の定番商品を、3つまとめてご紹介したいと思います!
今日ご紹介する商品は、「中川政七商店」からセレクトしました。
中川政七商店は奈良の地で享保元年(1716)に創業いたしました。創業以来、手績み手織りの麻織物を扱い続けております。
近年は工芸をベースにしたSPA業態を確立し、全国に直営店を展開しているブランドです。
それではご覧ください。
はじめに、蚊取り線香の線香鉢です。
滋賀県甲賀市信楽町。その地で約130年前に商いをはじめ、常に新しい陶器つぐりに挑戦しつづるヤマタツ陶業と中川政七商店の共同製作した「線香鉢」。
味わいのある印象は、お部屋のインテリアとしても活躍する一品です。
続いては、風鈴です。
昔の東京、すなわち江戸で当時から作られていた「江戸風鈴」です。
水玉模様は、風鈴の音色とともに涼しさをよりいっそう感じさせてくれます。
最後にうちわです。
奈良県吉野の地で育んだ楮、美しい水、空気 。吉野を離れて作ることのできない和紙で仕上げた藍染のうちわです。
優しく染まった水色は涼感があり、使い込むほど色褪せていく藍染は、長く愛用頂ける一品です。
いかがでしたでしょうか。
これからの季節の必需品、一味違った素敵な商品とともに、暑い夏を心地よく過ごしてみたいですね。
夏のインテリアに涼しげな竹の花器はいかがですか。
明日から暦は7月に変わり、いよいよ季節は夏へとスライドしていきます。
日本の生活に身近な素材の竹を、心静まる和の雰囲気とともに涼しげな印象に仕立てた、夏の季節にお勧めしたいアイテムを紹介します。
それでは、ご覧ください。
まず一つ目は、細い竹のひごを使った菱目編みが美しい花籠です。
繊細な網目が花を彩り、ひき立ててくれます。
二つ目は、竹ひごで丸く囲った台に竹筒を合わせた花籠です。
花の種類や高さによって雰囲気が変わり、様々な活け方が楽しめる籠です。
三つ目には、ガラスと竹を組み合わせた花器。
竹のひごをボール状に組み、ガラスの花器とあわせたシンプルなデザインは、チェスト上やダイニングテーブルのインテリアにも。
こちらの商品は、1898年に東京日本橋で創業した「株式会社 公長齋小菅」によるもの。
小菅家6代目を公長と称し、紀州徳川家11代藩主顕龍公に御用絵師として仕えたそう。
ご先祖の芸術的な才能に敬意を表し、「公長齋小菅」として創業したようです。
その引き継がれてきた感性を大切に守り、モノ作りに生かし続けたいと考えているそうです。
コンセプトには、時代とともに、暮らしに求められるものも変わっていく中、日本人の大切にしてきた「繊細」や「丁寧」といった感性や価値観を忘れることなく、日々、もの作りに努めていくことだそうです。
時代に左右されず、芯をもったコンセプトから生まれる商品には、ブレない強さを感じます。