バイヤー・ホーリーのええ物語り

バイヤーの仕事を通して、たくさんの素晴らしいものとの出会いがあります。その商品の持つデザインの由来や素材への拘り、生産地の背景にあるストーリーを独自の視点で伝えていきます。

和紙の新たな形である紙和です。

今日は、紙が原料であるのに、従来の紙にはない特性を活かした優れものを紹介します。

 

まずは、こちらをご覧ください。

英字のデザインが特徴的なオシャレなクランチバッグ。

どこか使い込んでいるような雰囲気が、味を出ていますよね。

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SIWA > 数量限定アイテム:和紙の店

 

続いて、ワインボトルを6本入れてもまだ余裕のある大容量のトートバッグ。こちらは実際に10㎏の荷重にも耐える丈夫さも兼ねています。

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SIWA > トートバッグ S / M

そして、紙といえば水が弱点になりますが、こちらは水に濡れても破れる心配がない特殊な素材だそうです。これなら、日頃から安心して使えますね。

これらの商品は、千年の歴史ある和紙産地の山梨県市川大門の和紙メーカーの「大直」と、工業デザイナー深澤直人さんと共同開発された「SIWA/紙和」シリーズです。

この優れた素材の背景には、日本古来の和紙の製法を手本とした、同社独自の開発素材「RPF ナオロン」にあるそうです。紙独特の風合いもありながら、破れにくく耐水性にも優れているとのこと。

名前の由来もユニークで、「紙のしわ」と「和紙の反対読みの紙和」という意味を含めたようです。

普段から身近にある紙との新たな学びに今日も感謝です。